2007年7月 「八淵の滝」沢登り 【山域】 比良山 八淵の滝 【日にち】2007年7月8日 【参加者】J、YD、YG、O 【時間】9:05バス近江高島発 詳細な記録無し 9:30鹿谷スタート 10:30遡行開始 12:00障子の滝(2段の滝) 13:00大摺鉢 15:00旧比良山頂駅 17:00JR比良駅 【記録】 (1)近江高島の駅にて 2日前の雨の予報をはねかえし、当日は晴れ、絶好の沢登り日となった。 転勤で三重県に引っ越してこられたYG氏より、以前より「沢登りに行きましょう」と誘われており、 OARの八淵の滝沢登りに来てもらうことになった。 当日は、四日市を朝6時に出発。8時には比良駅に到着。8:14発の列車に乗り換え近江高島駅に8:30に到着。 ここでしばらく、大阪からやってくるJ,YD両名を待つ。 近江高島駅は、シーズン前なので人は少ないかと思っていたが、予想に反し駅前はごった返しになった。 あまりにも多い人で、ガリーバー行きのバスにはとてもこんな大勢の人は乗り込めない。 結局臨時バスが出るくらい、多くのハイカーがやってきたのであった。 なお駅では、いつも清掃登山で同じコースを担当する「ふれんずの会」のKさんに久しぶりにお会いした。 もう15年くらい前のことだが、Kさんとはダイヤモンドトレールのタイムレースで1位2位を競った仲だ。 結局5分差で私が2位になってしまったけれど。 さて、ふれんずの会では、沢登りの公開セミナーをしており、今回は一般参加の方を連れての、沢登り講習会で 同じ八淵の滝に行くとのこと。同じコースだね、よろしくねと声をかけてくれ、我々の先方を歩いていった。 (2)沢登り取り付きから大擂鉢へ バス停からのどかな山村を越え、林道になりやがて、そして山道になった。左手にある大きな広場で沢道具を付け 最後の堰堤を超えて、八淵の滝に取り付いた。 転がった岩を伝い歩きして、「魚止めの滝」に到着。ここは高さ5mくらいで、先に出発していたフレンズの皆さんが クライミングを楽しんでいたので、右のエスケープルートで上に抜ける。 この滝を登るには、左から取り付くようだった。上でザイルにてセカンドをビレイしていた。 少し行くとすぐに「障子の滝」に到着。ここは5m2段の滝。1段目は右手のナメをゆっくり登る。 ここもザイルが必要で、上に登ってからビレイ点を探したが無い。左の壁にハーケン2本打ち込んでビレイ点を作り、 セカンドをビレイ。 2段目は、1段目より急で、どこを登ればいいか分からない。撤退も出来ないしと悩んでいたところ、 YG氏が「行きましょう」とリードを買って出てくれた。かれはバランスも良く、危なげなく登っていく。 もしここで落ちてしまえば、1段目の下まではかなりの落差がある。怖いところだった。 彼とは御在所にも登ったが、5.11をリードできる実力のある人であるが、 しばらく登っていないはずなのに、実力を維持している。見習わないといけないなあ、、 なお、ふれんずの会は、ここは避けて上がってきた。 そこからは左の一般ルートを通って、大擂鉢に到着。 なぜか大勢の人が集まっている。警察や消防もいる。何か事故かな?と思ったが、どうやらレスキュートレーニングを しているようだ。山岳会の人が指揮を取って、警察や消防を訓練しているようだった。 ちょうどお昼時だったので、そこで訓練を見ながら昼食を取った。沢の上下にロープをセットし、けが人をつり下げて 救助するという内容だった。 指揮を取っている山岳会の人を見たら、なんと知り合いの岳連のIさんだった。 「しばらく一緒に訓練していないねえ。またやりましょう」と声をかけられた。 「この後、滋賀県の防災ヘリが、沢の中の怪我人をピックアップするんですよ。見ていきませんか?」と言われたけど、 時間もなく、先に進んでいった。 (3)大擂鉢から比良スキー場跡を通って、比良駅に 大擂鉢の上は、広々したナメ。ここは気持ちよい。ゆっくりと滑らないように足下を見ながら進んだ。 くさり、ハシゴと続き、広々したエリアに出る。チョックストンなど上れそうもないところは当然パス。 どこだったか場所は忘れたけど、5mくらいナメの所があった。 ちょっと傾斜があったので、右側の安全な所を上って行ったが、YGさんはスイスイと上っていく。 しかし、ここは安全のためロープが必要だったと、アドバイスをくれた。 そうこうしているうちに時間も押し迫ってきたので、旧比良スキー場へ行く急な尾根道を上る。 途中幻の滝の音が聞こえる。30分くらい急登をあえいで上ると、突然スキー場に出る。 YGさんに、ここにはスキー場があったんだよ、あの武奈ケ岳から山スキーが出来るよ等説明をして、 カモシカ道を下る。1時間くらいでイン谷の分岐に出る。そこから舗道をひたすら比良駅に向かって歩くのみ。 比良駅前のおでん屋では、ふれんずの会の人たちが宴会をしていた。僕ら三重組は車なので飲むわけにも行かないので、 お誘いを断って、帰路につく。四日市までは3時間かかった。 長い道だったけど、YGさんはそれから津に帰らなければならない。お疲れ様でした。 以上 Top Page